【日野市】マダニ被害が増えてきました
気温が上がり、マダニが増えてきました。
↑病院で除去したマダニ
5月になり、気温もぐんぐん上がってきました。日野市で開業して約2ヶ月が経ちましたが、マダニに噛まれた子が、4月だけで5頭来院されました。
日野市は自然が豊かなのでマダニが多いようです。たとえば、山奥ではなくても、散歩コースにある背に高い草などは要注意です。
噛まれたままにしておくと、ダニ媒介性感染症の「バベシア症」や「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」の感染リスクがあるため、見つけた際はご相談ください。
予防と対策を以下に記載しますので、読んでいただけると幸いです。
マダニの対策と予防
・発生時期
大体15度以上になると、活発に動き始めます。
その年の天候にもよりますが、4月~10月は要注意です。
・いる場所
やぶの中や草むらに潜んでいます。
背の高い葉先から落ちてきたり、休んでいるときに下から登ってきます。
・予防
噛まれる危険がある場所が散歩コースの子は、定期的な駆虫薬の投与をオススメします。
効果は1ヶ月程度持続するので、旅行やキャンプの前に投与するのも有効です。
・噛まれた時の対応
吸血期間が長いほど、感染症のリスクが上がるので、早めに除去した方が無難です。
マダニは吸血時にセメント様物質で頭部を固定しているため、
うまく引き抜かないと歯(頭部)が千切れて残ってしまうことがあります。
病院で除去した方が、いざとなれば切開もできるので安心です。
除去した後は、腫れや痒みが強い場合は、炎症止めやかゆみ止めを処方します。
寄生数が多い場合や噛まれていた期間が長い場合は、予防的に抗生剤を処方する場合があります。
万が一噛まれてしまった場合や、これから草木の多いところに行く予定がある場合は、ぜひ当院にご相談ください。